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Dr.が解決!
赤ちゃんの予防スキンケア
子育てオンライン座談会 ③

季節のケア編

汗対策、UVケア、虫よけ、保湿など、やることが山積の夏。みんなはどう乗り切ったのか、体験談と共に正しい夏のスキンケア方法をチェック!

参加メンバー

  • みちよさん
    1歳の息子が手をたたく姿と笑顔に日々癒される、自宅勤務のデザイナー
  • ももこさん
    6カ月の息子との今しかない二人っきりの時間を満喫する、育休中の販売員
  • ななこさん
    まもなく育休復帰のため、家事育児の時短を模索中の会社員。子どもは4歳・7カ月
  • けいこさん
    子どもは4歳と1歳の姉妹。二人の子育てに奮闘中の会社員

汗びっしょりの夏も保湿は必要?

  • みちよさん

    子どもって汗かきだとは聞いていたけれど、夏は特に寝汗がすごくて。全身もですけど、特に頭の汗がすごいんです。枕がビショビショになるくらい(笑)。

  • ももこさん

    うちは汗も気になりましたが、夏に赤いブツブツが顔に出てしまって。洗浄が足りなかったようで、病院の先生に、「しっかり洗顔をして汚れを落としてから、保湿をしてくださいね」と言われ、何日か忠実に繰り返したらよくなって、ホッとした経験があります。夏は特にしっかり洗わないとなんですね。

  • けいこさん

    私は1人目のとき、夏だからと保湿を油断したことが。そのせいかはわかりませんが、皮膚にかゆみが出るようになってしまって、そこから夏でも保湿を頑張るようになりました。

日やけ止めって必要なの?
それぞれの製品選び

  • みちよさん

    日やけさせたくないと思って、4月ごろから紫外線をカットする帽子を使って防御してました。夏になってからは、肌にやさしいミルク状のものを出かける前に塗ってました。

  • ももこさん

    うちの子はまだ日やけ止めを塗ったことがないんですけど、どうやって選んでましたか?

  • みちよさん

    ネットで口コミを調べたり、店頭で自分の手で試してみたり。自分で塗ってみて、塗り心地がよく感じられなかったものは避けましたね。

  • ななこさん

    私は、子どもに使ってみて合わないものがあったから、一つに絞らないで、良さそうなものをいくつか買いました。

虫よけ製品選びで悩ましいこと

  • ななこさん

    うちの子どもはよく刺されるので、虫よけ対策はめちゃくちゃしてます。虫よけ製品の中でも、物によって効果に差があるので、“虫刺されを予防する”という目的に限っていえば、効果が強めのものを選んだほうが安心感がありましたね。肌にとってはどうなのかという心配もあり、兼ね合いが難しいのですが。

  • みちよさん

    ちょうど次に通う保育園の先生に、天然成分のみのものだと刺されてしまうこともあるので、園ではしっかり効果のある虫よけを使うと言われました。その効果を見てから、自分では選ぼうかなと思っています。

  • ななこさん

    園によって対応も違いますよね。うちの園はしてくれないので、刺されたくないときは夏でも長袖を着せることがあります。

  • けいこさん

    うちは刺された箇所を掻きこわして、シミみたいな跡が残っちゃって。跡が残るとかわいそうなので、できるだけ予防したいなと思います。

Doctotr's Voice

「赤ちゃんの上手な夏の肌ケア」

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 特命教授
日本小児アレルギー学会理事 池田政憲先生

  1. Point1たくさん汗をかいたら洗い流す
  2. Point2大人より紫外線ダメージを受けやすいので、日やけ止めは必須!
  3. Point3有効成分の入った虫よけを使いましょう
  1. ❶ 赤ちゃんと汗
    赤ちゃんはとても汗かき。なぜなら、大人よりも体面積が小さいのに大人と同じ汗腺数のため、汗腺が密集し、汗の量が多く感じられるのです。汗には塩分が含まれており、肌に残ったままにしておくと肌トラブルの原因になるため、こまめに衣服をかえましょう。たくさん汗をかいたら一度シャワーで洗い流しましょう。洗い流した後は、暑い時期でも保湿ケアで肌を保護する「予防スキンケア」を忘れずに。
  2. ❷ 赤ちゃんと日やけ止め
    新生児期から乳幼児期の赤ちゃんの肌は、大人に比べると角質層の厚さが約半分程度と言われていて、皮膚の機能が未熟です。強い紫外線を浴びると、より深い層まで浸透して皮膚の機能がダメージを受けると考えられています。
    トラブルの起きていない健康な肌に、ノンケミカル処方(紫外線吸収剤不使用)の、肌にやさしい日やけ止めを選んであげましょう。日やけ止めを塗る前には保湿剤を塗ってあげるとよいでしょう。安全性を確認する試験をしている製品で、日常使いではSPF20くらいを目安に、レジャーなどの場合はSPF40くらいのものにするなど、使い分けも大切です。
    トラブルがあったり、治療薬を塗っている場合は、長袖の洋服で肌を覆うなどして守りましょう。
  3. ❸ 赤ちゃんと虫よけ
    虫刺されは、掻きこわすと跡になったり、とびひなどの皮膚疾患につながることがあります。また、虫を媒介とする伝染病(日本脳炎、マダニ、テング熱など)もあるため、できる限り予防をしましょう。最近は精油(アロマ)で忌避する化粧品もでてきていますが、有効成分の入った防除用医薬部外品と書いてあるものを使いましょう。クリームタイプの虫よけが塗りムラができにくく、オススメです。